つぼみ組
つぼみ組の子ども達は、園生活も半年を終えて、生活リズムがとても安定してきました。
高月齢の子ども達は、午前中に沢山体を動かして遊び、食後にまとまって1回の昼寝をしています。布団で保育士の介助を受けて、静かに眠れるようになってきました。低月齢の子ども達は、午前中に遊びながら眠くなってしまう子もいますが、1回のみの昼寝に向けて少しずつ調整しています。起きていられる時間が長くなるように、午前の寝入りを、起床から3~4時間経過してからと徐々に伸ばし、また、午前の睡眠時間は20~30分にして、午後にまとまって眠れる様に進めています。子ども達が安心してしっかりと休息でき、心身共に安定した生活リズムを作れるようにしていきたいと思います。
もも組
涼しいと感じる日が多くなってきました。楽しかった水遊びが終わり、園庭でたくさん体を動かして遊ぶことが出来る季節になりました。その中で、子ども達は、他の友達の遊びに興味を持つことが増え、楽しそうな雰囲気のところへ行ってみたり、友達と同じ玩具を持って真似をして遊んでみたりと、友達と一緒に遊ぶことができるようになりました。他にも、クラスで流行中の曲「からだ★ダンダン」「ブンバ・ボーン」「さんぽ」を流すと、子ども達はイントロを聞いただけで自然に身体が動いてしまいます。特に「さんぽ」では、友達の元へ行き、「つなごう!」と手を差し伸べる姿があり、とてもかわいいです。これからは、友達と関わる楽しさを感じられる遊びを積極的に取り入れていきたいと思います。
たんぽぽ組
季節は秋になり、園庭にはトンボが沢山遊びに来るようになりました。子ども達はトンボを見つけては「トンボまて~!」と追いかけたり、ドングリを集めて「ドングリケーキつくってパーティーするの!」「どんぐり入りの辛いカレーだよ!」とままごと遊びをしたり、秋ならではの遊びを楽しむ姿が見られるようになりました。
日頃の生活の中では、歌「とんぼのめがね」を誰かが歌い始めると、他の子ども達も一緒に歌うというように、友達と何かを共有することの楽しさを感じているようです。また、子ども達の関係もより深まり、「一緒に○○しよう!」「終わったらあとで貸してくれる?」など、その時の気持ちを言葉で伝えられる場面が増えてきて成長を感じます。今後は、子ども達一人ひとりの成長のペースに合わせながら、集団で楽しめる遊びを少しずつ展開していきたいと思っています。
すみれ組
子ども達は、自分で『遊び場』や『遊び道具』を生み出すのがとても上手です。ままごと遊びの時は、まず床に布を敷き詰めてそこを家とし、そして『人形』や『おままごとセット』など必要なものを準備して、すべての環境を整えてから遊び始めています。ヒーローごっこでも、それぞれの武器が出来上がるのを待ってから始まり、他の遊びをしている友達を戦隊モノのエキストラかのように、うまく避けながら遊んでいます。時にはテーブルや椅子なども遊び道具になります。プラレールではテーブルがトンネルになり、ミニカーでは椅子が立体駐車場になります。そんな子どもたちの自由で豊かな発想を大切にして、危険のない範囲で環境を整え、豊かな発想をもっと膨らましていけるようにサポートしていきます。
ひまわり組
朝晩は肌寒さを感じる季節になりました。しかし、晴れた日の日中はまだ暑く、子ども達は額に汗をかきながら元気いっぱいに遊んでいます。園庭遊びでは、木の実を拾ったり落ち葉を踏んだりと、秋の自然を体で感じ、それらを遊びに取り入れ、楽しく過ごしています。最近夢中になっているのは『砂場での山作り』です。子ども達が集まって、大きな山を作るために意見を出し合い、「水持ってきて!」「もっと叩いて固めないと!」と、協力してより大きな山を作ろうと頑張っています。以前は、遊びを始めるときに保育士に相談していた子ども達でしたが、最近は子ども同士で誘い合って遊びをどんどん展開させており、その姿に成長を感じます。これからも子ども達の素直な言葉や発想などの主体的な表現を、私達保育士がしっかり受け止めていきたいと思います。
ゆり組
園庭での運動遊びに加え、最近は室内での製作遊びにも積極的に取り組んでいます。9月は敬老の日に向けて、折り紙を使って『薔薇の花』や『オリジナルのプレゼント』を作りました。その他にも、紙粘土と食紅を使って『箸置き』を作り、プレゼントの製作を楽しみました。いくつか取り組んだ製作の中で、子ども達のリアクションが一番よかったものは『玉ねぎの皮を使ってのハンカチ染め』でした。玉ねぎの皮から抽出した染液にハンカチを浸けて、真っ白なハンカチが染まっていく様子を興味深く観察し、次にそのハンカチを、ミョウバンを溶かした媒染液に浸けると色が変わるという現象に目を丸くして驚いていました。コロナ禍ということもあり以前に比べると遠方の祖父母の皆様にも会いに行き辛い状況だとは思われますが、プレゼントに添えるために書いたメッセージカードの内容からは、『遠くにいても、会いに行けなくても、いつもおじいちゃんとおばあちゃんのことを想っているよ。』という子ども達の素直な気持ちを感じ取ることが出来ました。