つぼみ組
季節はすっかり変わり、日中も肌寒く感じられるようになってきました。子どもたちは、保育園で毎日たくさん体を動かして遊んでいます。戸外のアスレチックや室内のウレタン滑り台で、全身を使って遊んだり、保育士と追いかけっこをしたりと楽しんでいます。最近は、保育士の言っていることが分かるようになってきて「お外行くよー!」と声をかけると、今まで遊んでいた玩具をその場に置いて、自分の頭をぽんぽんと叩いて帽子が欲しいことをアピールし、ドアの前に行ってドアを開けようとしています。また、靴箱から自分の靴を持ってきて保育士に差し出し、その場に座って足を出して履かせてもらうのを待っているかわいい姿も見られます。保育士が言ったことを真似して話をしてみたり、絵本に興味を持ったり、保育士が話したことに対して表情が変わる様子も見られるようになってきました。子どもたちが話をするようになるのが、今からとても楽しみです。
もも組
朝晩と冷え込む様になってきましたが、日中は日差しが降り注ぎ、過ごしやすい季節になりました。その中で子どもたちは、元気いっぱい体を動かして遊んでいます。園庭では、一目散にストライダーに向かって駆け出し、保育士の支えは必要ですが、上手にバランスをとって乗れるようになってきました。また、以前は怖がっていたアスレチックも一人で吊り橋を歩けるようになり、できた時には得意気な表情を見せて何度も取り組む姿が見られます。9月末の“夏祭りごっこ”では、皆で一つのイベントを楽しむという事を経験し、普段の遊びの中でも友達と一緒に何かになりきって遊ぶ姿が増えてきました。「どうぞ」「ちょうだい」など言葉でやりとりをする様子もあり、友達とふれあうことを喜んでいる姿が見られます。今月もごっこ遊びや見立て遊びを多く取り入れて、友達と一緒に遊ぶことを楽しんでいけるようにしたいと思います。
たんぽぽ組
季節はすっかり秋になり、色付いた落ち葉がたくさん見られるようになってきました。たんぽぽ組は10月から少しずつ近くの公園に散歩に出かけています。友達と手を繋いで歩いている途中で、道に落ちている葉っぱを見つけては「はっぱきいろいね!」「このはっぱおおきいね!」と歩くのを忘れて、季節の発見を楽しんでいます。戸外あそびでは、『かけっこ』や『かくれんぼ』など、友達と一緒に遊ぶ姿が多く見られるようになりました。初めはルールなんて関係ないといった様子の子どもたちも、保育士や友達と一緒に遊ぶという経験を重ねることでルールを覚え、楽しんでいます。今後も簡単なルールのある遊びを取り入れていき、友達との関わりを更に増やしていけるようにしたいと思います。
すみれ組
暑さも和らぎ過ごしやすい季節になりました。園庭では時間いっぱいまで体を動かし、活発に遊んでいます。その中で子どもたちは、友達を思いやる気持ちというものが芽生えてきました。友達が転んで泣いているのを見つけると、周りの子どもたちが集まってきて「大丈夫?」「痛かったよね。」と声を掛けて励ます姿が多く見られるようになってきました。優しい子どもたちの姿に、私たち保育士もあたたかい気持ちになりました。他には、発表会に向けての取り組みを少しずつ始めました。今は、舞台に立って歌をうたい、子ども達の大好きな絵本「くれよんのくろくん」を題材にして表現遊びを行っています。子ども達が思いきり楽しめる発表会が出来るよう願いながら、今後も皆で楽しく取り組んでいきます。
ひまわり組
先月、延期になっていたお泊り保育を無事に実施することが出来ました。当日は、“いこいの森”での冒険や東京オリンピックのサーフィン会場近くの“一宮海岸”での浜遊び、馬の餌やり体験他、様々なイベントを行うことが出来ました。それら中でも、特に子ども達が楽しんでいたのは、宿舎の芝生広場で行った『宝探しゲーム』でした。木々に囲まれた広い芝生の中庭を、グループごとに手を繋いで走ったり、他のグループに宝の場所が見つからないように小声で話したり等、いろいろ協力し合う姿が見られました。普段の保育とは違う場所での宝探しということで、見つけた時はいつも以上に嬉しそうな表情を見せ、大盛り上がりでした。このお泊り保育を通じて、仲間との協力や、基本的生活習慣の自立が育まれたのではないかと思います。保護者の皆様には沢山のご協力をいただきました。ありがとうございました。
ゆり組
“芸術の秋”ということで、10月から『楽器遊び』や『劇遊び』、『リズムダンス』等の表現遊びに力を入れて取り組んでいます。どの子も活動を楽しむ姿が見られており、私たち担任も楽しく、同時に嬉しくも感じています。表現遊びでは、なによりも子どもたちのイメージを大切にしたいと考えています。ゆり組の子どもたちは、自分の考えを伝えたり友達の考えを聞いたりできるので、保育士が子どもたちの中にあえて入らず、子ども達だけで話し合う機会を設けています。そうすることで、子どもならではの発想からユーモア溢れるものがうまれ、より楽しみながら積極的に取り組んでいるように思います。楽器遊びでは、初めて触れる楽器の音色の変化に気づき、劇遊びでは、場面や登場人物に合わせた言動を意識するなど、様々は発見や経験をしながら楽しんで取り組んでいけたらと思っています。